二連休を取得、ならば隠岐の島に。<後編>

>>前回からの続き



目が覚める。
ほかの民宿利用者との部屋は襖で区切られてるだけなので、目覚ましを一発で止めた。
スヌーズに頼らずに起きたのは今年初じゃないか。いやさすがに過言。

お、雨は上がっているようだ。ありがて~~。

ーーー寝違えったかも。

ゆっくりと起き上がって豆球を消す。
ささと荷物をまとめて部屋を片してダイニングへ。


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


襖の先では器をカチャカチャと鳴らす音が聞こえる。
民宿の朝食・・・なんて魅力的なのだろう。

我素泊まりマンなので台所に顔を出しあいさつをする。
宿泊費を支払う。

するとわざわざ女将さんが玄関まで見送りに来てくれた。

「もういくんですか、バスまで待ったらどう。」
「せっかくなんで港まで歩きます。」
「なにもお構いできませんで。」

女将さんがよくやりがちなあの土下座に近しい姿勢をしている。

「いえいえ、いきなりだったのにお世話になりました。」

深々とこちらも礼をしてガラガラ戸を締めた。


さてとぽてと。
おや、思ったより寝違えりが痛いぞ。右に向けない。


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


民宿の目の前にはちいさな港があった。

天気は明るい曇天ってカンジ。
色の淡い朝の空気で深呼吸。肺が喜んでる。

まだ時間はある。
軽くここを歩いてから港へ向け歩こう。
やたら紐がほどける湿ったコンバースを締めてウロウロ開始。



Leica TL / TTArtisan 25mm f2


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


寒い。
Leicaのチタンがキンキンに冷えてやがる。ボディに革貼っといてよかった。

むりやり歩きまくって体をあたためる。


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


しばらくして中型のバスがやってきた。このバスはここ豊田と菱浦港を結ぶ。

誰も乗っけてないバスは誰も乗っけずにまた港へと向かっていった。
さァ俺もそろそろ港に向けて行くか。


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


いやあ実に気分がいい。

空かした腹のままに歩く離島の海沿いの道。
ちょっといつもの社会から浮遊していられるような。


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


カラフルなバス停を発見。
こういう目に優しいカラフルさは大好きだ。


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


せっかくなら遠回りで行こう。
なんとワクワクする坂道だろうか。登る。おりゃぁ。

非力男性にはこたえる。息が上がる。
アー、明日は寝違えりと筋肉痛を伴った労働になりそうだ。

明日は明日。今は今。今を生きなさい。


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


眼下に牛舎がみえた。
モ゛ォ゛ー゛!゛!゛と鳴いてる。


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


でかい独り言スポットがあった。

バックパックを道に放り投げる。
ひょいと見晴らし台に立つ。大量に空気を吸い込む。

そして間違いなく最高の伸びをした。ん~~~~ッ!!


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


海士島では大規模な放牧はされてないが、いる。牛。
めっちゃ鼻水ダラダラ出てた。


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


歩いてたら突然おっちゃんが撮ったろか?と声をかけてきた。ええ。
まあせっかくだし撮ってもらおう。カメラを渡す。

「こっちこっち。もうちょい奥。体そっち。奥奥。そいで顔はこっち。」

1,2分間、おっちゃんの細かいポージングの注文に応える。
ここのボタンか?と言いおっちゃんはシャッターを切った。そうですそのボタン。




いい写真だ。背景が寝てる畑ってのもいい。
礼を言うとおっちゃんはドヤっと満足した顔で去っていった。


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


しばらく歩くと丁字路に。
うっすらと日が差してきた。

港は近い。


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


自動販売機があった。そういえば喉乾いたかも。

Qooを買った。買ったの何年ぶりだい。
歩きながら飲む。え、うんま。五臓六腑に染み渡りマン。

大人なので立ち止まって一気飲みした。


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


歩き始めて2時間。
だいぶ開けてきた。楽しい時間はあっという間だ。


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


港に到着。アア到着してしまった。
小ぎれいな建物がすこし浮いて見える。


フェリーはまだ来ていなかった。
待ってる間てきとうに土産を選ぶ。

どこにでもありそうな菓子がポップな各パッケージに包まれている。
せっかく渡すならイイものを選びたいし、変なところ優柔不断もありいつもこの作業には難儀する。

ぶつぶつ言いながら家用の土産と忘れてた朝食を購入。
取敢えず、塩と酒を購入した。お清め?

・・・してたらもういつの間にか汽船が来てた。いつの間に。


急いで乗船券を入手。
さらば、島。さらば。


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


渡り廊下小走り隊になった。

・・・帰るのだなあ。


雑魚寝席を確保し、先ほど買ったパンを広げる。開ける。食う。うまい。



胡坐をかいてパンを頬張った。
船は相変わらず気持ちが悪い。
AirPodsで耳塞ぎ、ごろんと横になる。ひたすらに眠る努力をした。


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


Leica TL / TTArtisan 25mm f2


境港からは連絡バスで米子駅まで。
米子からは特急やくも号で岡山へ。

移動でもう陽は落ちている。

岡山駅でちょっと新幹線まで時間があった。路面電車に乗ってカメラ屋を徘徊。
数分後にはなぜかフィルムの入った袋を下げて新幹線に乗り込むのだった。

そして無事自宅へとたどり着いた。ひー。


帰り道は大抵くたびれてしまってるので竜頭蛇尾なブログになりがちだ。


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出掛けの最中は最高に楽しい。
が、無事に帰ってきて日が経ってから楽しかったなァと回想してしみじみするのもいい気分だ。

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ご覧いただきありがとうございました。

そりでは👋
遠くへ行こう。



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特急やくも号/隠岐汽船/知夫里島/海士町観光協会/牛/小島荘

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